AIが普及しても、「相談できる人」が必要な理由


ChatGPTをはじめ、AIツールがどんどん身近になっています。「もう人に聞かなくてもAIが何でも答えてくれる」と感じている方も多いかもしれません。

でも私は、IT・Web分野でコンサルタントとして仕事をするなかで、AIが普及すればするほど、「相談できる人」の価値は上がると実感しています。

今回はその理由をお話しします。

AIにできること、できないこと

AIは本当に優秀です。情報を瞬時に集め、文章を書き、アイデアを出し、翻訳もしてくれます。24時間動いて、文句も言いません。

でも、AIには決定的に苦手なことがあります。

「あなたの状況」を把握することです。

AIは、あなたがどんな仕事をしていて、どんな悩みを抱えていて、何を大切にしているかを知りません。質問されたことには答えられますが、「あなたにとって本当に必要なこと」を先回りして考えることはできないのです。

「何を聞けばいいかわからない」という壁

AIを使いこなすには、じつは高いスキルが必要です。

適切な質問ができる人だけが、適切な答えを得られる。

これがAIの現実です。

「ホームページのアクセスが増えない、どうすればいい?」とAIに聞いても、返ってくるのは一般的なSEOの説明です。でも問題の本質が「そもそもターゲットがずれている」ことだとしたら、その答えは的外れになります。

多くの方が直面しているのは、「何を聞けばいいかわからない」という壁です。問題を正確に言語化できなければ、AIも人も助けようがありません。

30分の会話で変わること

先日、こんな相談がありました。

「ホームページを作ったけど、全然問い合わせが来ない」

AIに相談すれば、すぐに「コンテンツを充実させましょう」「SEO対策をしましょう」という答えが返ってきます。でも実際に話を聞いてみると、問題はまったく別のところにありました。

サービスの説明が専門用語だらけで、お客様には何のことかわからない状態だったのです。

30分ほど会話するうちに、ご本人がそのことに気づき、「じゃあこう変えてみます」と自分で動き出しました。

「気づき」は、対話の中からしか生まれません。

道具が普及するほど、使い方が問われる

包丁が家庭に普及しても、料理の得意な人・苦手な人はいます。カーナビが普及しても、旅の計画を立てるのは人間です。

AIも同じです。

道具がどれだけ便利になっても、「自分にとって何が必要か」を整理し、道具を正しく使う方向に導いてくれる人の存在は、なくなりません。むしろ、道具が複雑になればなるほど、伴走してくれる人の価値は上がっていくのだと思います。

おわりに

私はIT歴25年超・元銀行員のWebコンサルタントとして、中小企業の経営者や個人事業主の方の「IT・Webのよろず相談窓口」として活動しています。

「AIって結局、自分のビジネスに使えるの?」「ホームページ、このままでいいのかな?」

そんなモヤモヤを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。


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